それは「森のいろえんぴつ」/宇治田原町ふるさと納税 新返礼品

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宇治田原町の「ふるさと納税」返礼品に、また一つ、ユニークな逸品が加わった。
それは、薪(まき)の小枝を利用して1本1本、手作りした「森のいろえんぴつ」である。
昨年度、2億円を超えた同町の寄付受け入れ額。府南部では断トツ1位の数字で、吟味して拡充してきた特産品は450品目を超え、全12のポータルサイトで目を引く存在となっている。
やはり、日本緑茶発祥の地だけに「お茶」関係が人気の上位を占めるが、天然屋久杉シャープペンシル、竹細工の弁当箱、真鍮プレートなど新たな町内加工品も注目を集めている。
そこに新たな彩りを添える「森のいろえんぴつ」は、自然素材の建築材料を販売する㈲木創(贄田船戸・光島善正代表取締役)が生み出した。
環境保護の一環として、町内の里山保全活動を行う「まきクラブ」も運営しており、バイオマスエネルギーの普及を目的に「薪づくり」に取り組んでいるが、そこで生まれる「マキ」にならない小枝を活用した。
これまでは自然の土壌にかえしていたが、これが色とりどりの花を咲かせたら…という夢想が、色鉛筆という形になった。
1本ずつドリルで穴を空ける。そこに「クーピーペンシル」を差し込み、先を尖らせる。
冬青(ソヨゴ)、姫榊(ヒサカキ)など、樹木の種類は一定ではなく、形や太さ、表面の質感も異なるが、それが自然の風合いを感じさせ、何とも言えぬ「味」を出している。
イラストレーターである光島代表の娘さんが手掛けたパッケージも温かみがあり秀逸。夢中で握り締め、夢を描いていく子どもたちの姿が目に浮かぶようだ。
この「森のいろえんぴつ」は寄付金額1万2000円の返礼品として登録されている。

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