今年の8月で開設から20周年を迎えた久御山町農産物直売所「旬菜の里」。店舗の壁面に設置していた看板をリニューアルし、新たなスタートを切った。
久御山産の旬の採れたて野菜などを販売している旬菜の里は、旧ジャスコ久御山店(現イオンモール久御山)の駐車場内に2004年8月にオープン。2008年4月には現在の場所(イオンモール北側)に売り場面積を拡大してリニューアルオープンし、久御山ブランドを発信している。
今回、開設から20年を迎えたことを機に、看板を新調。「旬菜の里」の文字にトウモロコシ、樹木、葉っぱ、花びら、トマト、ワイングラスをあしらったり、「旬」の文字の「日」の部分を工場に見立て、ものづくりのまちをイメージさせるといった工夫も施し、ビジュアルに訴えかける看板に生まれ変わった。
「野菜(やさい=831)の日」である8月31日に、新しい看板のお披露目と、20周年のセレモニーを予定していたが、台風10号の接近でやむなく中止。台風が直撃することも想定して29日に看板の取り替えのみを行った。
近年、旬菜の里では売り上げが右肩下がりで減少。今年度から店長に就任し、経営の立て直しを図っている都築紗矢香さん=合同会社DRAMATIC・BASIC代表=は「長い歴史のある直売所。20周年のタイミングで看板を取り替え、これを機に旬菜の里をより盛り上げていきたい。奥まった場所に位置し、知らない人も多いが、多くの皆さんにこの場所を知っていただき、久御山の野菜の魅力を発信したい。ここを拠点に飲食店や企業ともコラボし、産業の発展に役立てれば」と話し、今後の展開に意欲を見せている。
今回開催できなかった20周年記念イベントは9月下旬から10月上旬ごろに開く予定で、野菜を身近に感じてもらえるような内容を検討しているという。
旬菜の里の営業時間は午前9時~午後5時。問い合わせは℡075‐632‐7777。