笑顔絶やさず!走るコツ/京田辺・三山木小で福士さん陸上教室
足の運びを意識しながら福士さんと並んでトラック周回する児童たち

中・長距離走で数々の記録を打ち立てたオリンピックアスリートの福士加代子さん(ワコール陸上競技部アドバイザー)を講師に迎える陸上教室が3日、京田辺市立三山木小学校(芹澤雄一校長)で開かれ、福士さんのあふれる情熱に触れた児童が胸の鼓動を高鳴らせた。
府「京のスポーツ夢バンク」事業の一環で、6年生186人が2部に分かれトップアスリートの息づかいを感じ取った。
テレビコメンテーターなどの際と同様、笑顔を絶やすことなく誰にも自然体で接する福士さん。

福士さんと児童たちの笑顔があふれる陸上教室は天井知らずのテンション上昇

児童もすっかりリラックスした様子で「元気です!」と活気にあふれた。
教室では、靴紐の結び方をはじめ、屈伸やアキレス腱伸ばしなど準備体操も入念に掛け声も盛ん。
片足立ちを繰り返し、足を高く上げるよう呼びかけた福士さんと肩を並べトラックを2周した児童たちは横一列になったスプリントも楽しんだ。
気分も高まる児童は「トラックの女王に聞きます。どうすればトラックの大王になれるか」などと盛んに質問。
福士さんは「倒れたら倒れない方法や倒れ方を考える。失敗から学ぶ」など分かりやすく手ほどきした。
児童らは「早く足を動かせるよう準備や呼吸も教えてもらった。運動会で実演したい」と声を強めた。