延べ3万1000人来場、笑顔に/JOYO産業まつり
オープニングのテープカットを行う岩見会頭、奥田市長ら

第45回「JOYO産業まつり」が3日、文化パルク城陽一帯で開かれ、延べ3万1000人(主催者発表)もの市民らでにぎわった。今回のテーマは「つなぐ、はぐくむ、未来のJOYO」。青谷・長池・寺田・久津川方面から運行されていた無料シャトルバスが「運転手不足の影響」などで、JR城陽駅と文パルを往復する無料バスのみに縮小されたことから例年より出足は遅かったが、それでも午前中には大盛況に。松竹新喜劇や地元で活躍する「MITSU」がステージショー、全国46都道府県(京都府を除く)の名産品を集めた『いいもの発見フェア』など多彩な催しを楽しみ、秋の休日を満喫した。

WBC世界フライ級チャンピオン・寺地拳四朗選手も駆け付けた

市内の商工業者の元気さを大いにアピールする「JOYO産業まつり」は、晴れの特異日である「文化の日」の恒例イベントとして市民らにすっかり定着。昨年の3万3000人には、少し届かなかったが、今回も多くの市民が城陽市のランドマーク・文パルに集った。
開会セレモニーは午前9時30分開始。プロボクシング・WBC世界フライ級チャンピオン・寺地拳四朗選手も登場し、4団体統一へ向けて市民らに力強く決意を述べた。
城陽商工会議所の岩見悦明会頭、奥田敏晴市長、小松原一哉市議会議長らが華々しくテープカット。午前10時にオープニングした産業まつりでは、城陽のまちづくりを応援する「五里ンジャー」が練り歩いたほか、「ひょっとこ踊り」の実演もあり、子供から高齢者まで多くの人々の注目を集めた。

全国の名産品が人気を集めた「いいもの発見フェア」

全国津々浦々の名産品を集めた『いいもの発見フェア』は、「全国を旅しなくても都道府県の名産品が一会場で手に入る」と、ファミリー層に大人気。
同じ市民プラザでは城陽市の特産品や燦彩糸製品も多数販売。宇治地区保護司会・京都刑務所による「矯正展」も合わせて行われたほか、大会議室では、NPO法人京都スポーツ・障がい者スポーツ推進協会の運営協力で小学生以上の子供たちを対象に『やってみよう!あそびたいけん』(参加無料・先着600人にお菓子プレゼント)を展開。「6×6オセロ」「紙飛行機とばし」「ボッチャ」をスタンプラリー形式で巡る企画もあった。
また、プラムホールでは、城陽市音楽団ステージ、わんだぷりきゃあショー(午前・午後の2回)、市文化協会ステージ、おかげ踊りを広める会、市技能功労者表彰式、MITSUステージショー、松竹新喜劇が繰り広げられた。
さらに、ふれあいホールでは、近畿砂利協同組合(桧原信司理事長)による「砂で遊ぼう!砂絵づくり」が、定員120人ずつ4回に分けて実施。水上ステージでは、芽生え幼稚園・城陽市高齢者クラブ連合会女性部・京都しらとり幼稚園…の順で、計12グループが練習の成果を披露した。
このほか、「プラネタリウム」では、文パルの指定管理者・公益財団法人城陽市民余暇活動センター(井関守理事長)が「水の惑星」などを投映。文パル屋外では国内姉妹都市・鳥取県三朝町の「足湯コーナー」や「特産ナシ」の販売、地元事業所・団体・行政など37ブースがテントを並べ、人気ブースには、来場者の列も見られた。