わくわくフェスタ 大盛況/久御山 町制70周年記念
手話サークルのメンバーとステージを盛り上げた野々すみ花さん(中央)

前日の雨から一転、さわやかな秋晴れとなった3日、久御山中央公園で『KUMIYAMA〝わくわく〟フェスタ~70周年だよ、全員集合!~』が開かれた。胸躍る多彩なステージや、飲食、物販、啓発・体験に、約4500人の来場者でにぎわった。

田神社で野口宮司の説明を聞く「歩くまちくみやま」の参加者

毎年、秋の久御山を盛り上げている、まちのがっこう、マハロマルシェ、商工会フェスタ、町民文化祭、歩くまちくみやまが一体となって町制70周年を記念する町最大規模の催し。特別ゲストに同町坊之池出身の元宝塚歌劇団宙組トップ娘役の野々すみ花さん、世界選手権女子マラソン銅メダリストの福士加代子さんを招待した。
フェスタ開始前には、「歩くまち宣言」3周年を記念した「タイムトラベルウオーク」。約70人が、役場~玉田神社~中央公園までの3・3㌔を野々さん、福士さんとともに歩いた。久御山の今昔を感じ、まちの未来の姿に思いを馳せた。玉田神社では野口重典宮司から神社の歴史などの説明を聞いた。

走り方をアドバイスする福士加代子さん

午前10時、中央公園に設けらた特設ステージでオープニングセレモニーが行われ、フェスタが幕開け。グラウンドには、キッチンカー、物販・ワークショップ、飲食、展示・啓発の計80のブースがズラリ。盛りだくさんの内容に家族連れら、多世代の笑顔があふれた。
久御山中学校吹奏楽部の演奏で幕を開けたステージイベントでは、ピアノ、大正琴、歌、キッズダンス、フラダンス、コーラス、吹奏楽、手話などが次々と繰り広げられ、来場者が熱視線。ゲストの2人も登場し、福士さんは久御中の4人の陸上部員に走り方をわかりやすくアドバイス。野々さんは「未来へ」(キロロ)、「さんぽ」(となりのトトロ主題歌)を手話を交えながら歌い、信貴町長とのトークも展開した。
ゲートボール場に設けられたボーネルンドのエア遊具には、子供たちが大喜びだった。

にぎわう物販ブース

役場1階ロビーでは、茶道サークルと久御山高校茶道部によるお茶席が設けられたり、町郷土史会による、災害から暮らしや命を守ることを考えるきっかけとする資料展示もあった。
フィナーレは、まちのがっこう(KUMIDAN)、マハロマルシェ、商工会フェスタ、町民文化祭、歩くまちくみやまのスタンプをコンプリートした人を対象とした、豪華景品が当たる大抽選会で盛り上がった。