師走の夜、きらめくイルミ/TWINKLE JOYO2024
ビッグムーンに照らされて「ハートのベンチ」

城陽市に師走の訪れを告げる「光のページェントTWINKLE・JOYO2024」=同市観光協会(増山晃章会長)主催=が1日夜、鴻ノ巣山運動公園レク・ゾーン「ロゴスランド」で開幕した。今回で23回目。テーマは『おもちゃの世界~ちゃちゃちゃ おもちゃのちゃっちゃっちゃ~』。65万球のイルミネーションがきらめく会場には、市民団体など手作りデザイン21作品も展示。模擬店やキッチンカー18店は出ているが、ステージは今回も自粛する。
世界遺産など観光資源がない城陽市を「天使の光に包まれたまちに」と、2002年冬から始まったこのイベントは早23回目。
初回は、7万の白熱球からスタートした電飾も、LEDを手掛ける地元企業・星和電機㈱の全面協力のおかげで年々、グレードアップ。今回は約65万球(前年同様)で、全国に誇れる手作りイルミネーション・イベントを展開する。

「夢の入口」から「お菓子のおうち」へ装飾を楽しむ来場者たち

今回のテーマは『おもちゃの世界~ちゃちゃちゃ おもちゃのちゃっちゃっちゃ~』。会場には、上大谷友ヶ丘自治会による「夢の入口」や「おかしなお菓子のおうち」、南山城学園サザン京都の「TOYトレイン夢を乗せて」、造形絵画教室こどものひみつ基地の「ハッピーおもちゃワールド」、西城陽高校美術部の「おもちゃの夜」、星和電機イルミネーションクラブの「パスをつなげてゴールを決めろ」、城陽警察署の「JOYO POLICE安心☆安全まちづくり」などそれぞれの団体が手がけたデコレーションが登場した。
そのほか、市民ボランティアらが11月以降に公園内の木々や修景池内に飾り付けた色とりどりの電飾も、イベントにアクセントを添えている。

イルミネーションの点灯式で挨拶する増山会長ら

初日の点灯式には、来賓として城陽市の村田正明副市長、小松原一哉市議会議長、岩見悦明城陽商工会議所会頭、㈱京都パープルサンガの飯野晃社長、城陽署の藤田尚孝署長らが顔を揃えた。

イベントを主催する城陽市観光協会は、車で来場した人には、初回のみ1台あたり1000円(フリーパス券配布)の警備協力金を徴収する。
委託する警備会社の人件費等に充てるもので「安全なイベント運営のために」と、同協会では市民らに理解を求めている。
ただ「少しぐらい歩いても大丈夫」という人は、宇治石油㈱コスモパーク城陽のガソリンスタンド向かい側とサンガタウン城陽などに「無料駐車場」を確保。開催期間中、不定期だが富士高分子と城陽カントリー倶楽部の駐車場も無料開放される。
さらに、ツインクル会場入口では「来冬以降も続けられるように」と、一人100円の大会運営協力金もお願いしている。
市観光協会では、会場周辺の交通渋滞対策のため、近鉄寺田・JR城陽駅方面から増発運行する「城陽さんさんバス(大人200円・子供100人)でお越しください」と周知。開催期間は25日(水)まで。点灯時間は午後5時30分から9時30分とする。イベントに関する問い合わせは同協会℡0774‐56‐4029まで。
なお市内では、1日から文化パルク城陽や各コミセン、寺田駅西ロータリー等でも夜間のイルミネーション点灯が始まった。