宇治市民18万人の舵取り役を決める市長選が1日に告示され、無所属新人・柿原教宏氏(48)、無所属現職・松村淳子氏(67)=自民、公明、立民、国民推薦=、無所属新人・石川和司氏(65)=共産推薦=の3人が立候補した。初日、2日目は12月と思えない暖かさとなり、3候補は元気に街宣。早速、個人演説会を開いた候補もあり、8日の投開票日に向けて支持拡大を図っている。
柿原候補は「しらがみになる」として、支援組織を持たず独自のスタイルでの挑戦で、近鉄小倉駅西口での第一声では、人口流出を止めるため、子育て・教育施策を手厚くすることを訴えた。松村候補は1期4年間の実績があり、市議会与党19人がバックアップするほか、経済界や各種業界団体が支援しており、出陣式には府南部の首長や推薦政党の国会・地方議員らが結集し、圧勝を求めた。石川候補は市議7人をはじめ、擁立母体である『こんな宇治プロジェクト』に参画する市民有志が支え、〝第一声〟と位置付けたJR宇治駅前の街頭演説には約80人が集結し、支持を呼び掛けた。
■1議席巡り一騎打ち/宇治市議補選
宇治市長選と同じく8日に執行される宇治市議会議員補欠選挙も1日に告示され、無所属元職・荻原豊久氏(58)、共産新人・佐藤正志氏(73)が立候補の届け出を済ませ、1議席を巡る一騎打ちの戦いが始まった。