新たな奉仕へ新しい歩み/城陽ライオンズクラブ・チャーターナイト60周年
CHALLENGEの思いを胸に開会ゴングを打ち鳴らす𠮷田達朗会長

城陽ライオンズクラブのチャーターナイト(認証)60周年記念式典が26日、リーガロイヤルホテル京都で開催され、CHALLENGE(チャレンジ)の精神で、新たな一歩を踏み出す気構えを胸に刻んだ。
ライオンズクラブは200以上の国と地域に約5万の単位クラブ、約140万人の会員を擁する世界最大の奉仕団体。
1917年にアメリカのシカゴでメルビン・ジョーンズ氏により創始され、日本では1952年に東京で最初のクラブが誕生。現在、国内に2700クラブ9万3000人余りの会員がいる。
LIONSの名は強さの象徴でもあるライオンに由来し、LIBERTY(自由を守り)、INTELLIGENCE(知性を重んじ)、われわれの国の安全を守る…という主義・主張の頭文字でもある。
城陽LCは1965(昭和40)年、京都乙訓LCをスポンサークラブとして創立。
We Serve(われわれは奉仕する)をモットーに環境、教育、福祉、健康など幅広い分野で人道奉仕活動を続けてきた。
この日の式典では、𠮷田達朗会長が開会ゴングを打ち鳴らし「君が代」斉唱、「ライオンズクラブの歌」合唱に続き、物故ライオンである元会長の川向俊二氏に黙祷を捧げた。
静寂…厳粛なムードに包まれる中、記念挨拶に立った𠮷田会長は「本年度のスローガンはCHALLENGEです。人員増強に向けて、魅力あるライオンズクラブにする。楽しいクラブにする。60年の歴史を礎としながら、新しい時代にふさわしい奉仕の形を模索したい。その思いを込めてチャレンジ。地域に誇りある存在として、新しい歩みを進めてまいります」と、強い決意を表明した。
続いて50周年時の会長であり、今回の実行委員長である伊保弘一氏が、歓迎の言葉とともに記念事業を報告。
京都府立木津川運動公園「五里五里の丘」に造られた庭園、そこに立つ100年先まで時を刻む時計台についてのエピソードも添え、献血事業や国際平和ポスターコンテスト、JOYO産業まつりへの参画、ボッチャ大会…など継続事業についてもスライド上映を交えて紹介した。

来賓祝辞に立つ城陽市の村田正明市長と京都府の西脇隆俊知事

会場には、ライオンズクラブ国際協会335‐C地区から元国際理事の福井正憲氏や地区ガバナー、さらにスポンサークラブをはじめ姉妹提携、ブラザー、エクステンションクラブから多数の来賓が訪れ、代表して京都府の西脇隆俊知事が祝辞。
「先日、五里五里の丘で開催された『やましろ茶会』では、寄贈いただきましたモニュメント時計台のある庭園が府民の憩いの場になっておりました。皆さんの地元に寄り添った活動が人と人との絆を深め、地域社会が明るく元気になっていく原動力になると確信しております」と敬意を表した。
また、25日に初登庁を済ませたばかりの城陽市の村田正明市長も「それぞれの時代における社会問題に献身的に取り組まれ、城陽市に確固たる地位を築かれている」と称え、田端俊三335‐C地区ガバナー、磯野勝京都乙訓LC会長もお祝いの言葉。
スポンサークラブへの感謝状贈呈、「鴻巣山の花の雲」で始まる城陽ライオンズクラブの歌・合奏へと導いた。
そして、第1副会長・柿内信昭氏の挨拶で第1部のフィナーレを迎えると、ステージに「同志社大學應援團」が登場。

「同志社大學應援團」の演舞

花川美結(はなかわ・みゆ)第117代團長のもと、熱気ほとばしる演舞でライオンズクラブに燃え上がるようなエールが放出された。
このあとの第2部は、24日に城陽市長を退任した奥田敏晴氏の挨拶で祝宴スタート。元会長である城陽LCメンバーとして、更なる発展を祈念し、和やかに歓談の輪が広がった。