企画展「萬福寺国宝指定記念 五ケ庄の人々とくらし」/11月30日まで・宇治市歴史資料館

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宇治市折居台にある市歴史資料館で、企画展「萬福寺国宝指定記念 五ケ庄の人々とくらし」が開かれている。11月30日(日)まで。
昨年12月に黄檗山萬福寺の3棟が国宝に指定されたことを記念し開いたもの。隠元禅師が同寺を創建したのは1661年だが、近衛家領だった五ケ庄地域のうち、大和田村・広芝村・畑寺村・新出村および岡本村の一部が萬福寺領となる。

円環を描くように署名した「傘連判」の願い状

企画展では、当時の領主体制を色分けで示した『萬福寺寺領並びに伽藍絵図』や、京都代官の支配下にあった村人による伏見奉行所あての願い状など、資料39点、パネル12点を展示。萬福寺領の百姓が、年貢の減免を申し出ようと互いに平等な立場で署名した「傘連判」を押した史料もある。
入館無料。開館時間は午前9時~午後5時。月曜・祝日は休館。

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