
宇治市の平等院にある資料館「ミュージアム鳳翔館」企画展示室で、冬期特別展「馬描ける春~迎春所蔵作品展~」が開かれている。今年の干支「午」にちなみ、馬に関わる作品が並んでいる。

会場を入って左には、ソフトで繊細な筆遣いが特徴の円山応挙・木下応受の墨画「十二支図」のほか「官板 扶桑略記」「絵入版本 宇治拾遺物語」「湖月抄」といった江戸時代の紙本(版摺り)が並ぶ。

神仏に捧げる「絵馬」は、生きた馬の代わりとして奉納されるようになったのが始まり。会場右奥、江戸時代に作られた「曳馬図絵馬」には、馬と馬を曳いている人物の両方が描かれており、遊び心が伝わる作品である。

会場奥のショーウィンドウには大正~昭和時代に描かれた絵画「平等院春雪」「鳳凰堂乃雪」や伊勢物語和歌屏風など4点を収める。別コーナーでは、馬の旋毛から馬の良し悪しを判定するための「六十四旋毛善悪大図」があり、外見から馬の能力を予測する「馬相学」が古くからあったことがわかる。
特別展では16点を展示しており、うち9点が初出展。第1期は2月1日(日)までで、会期中は無休。入館は無料だが、別途拝観料(大人700円、中高生400円、小学生300円)が必要。
