
地元各市町で11日、消防出初式が行われた。寒さ厳しく、時折小雪が舞う気候の中、職員や団員、事業所などが今年1年の防火・防災に向け決意を込めた。
■防火防災へ心引き締め/宇治市
宇治市の消防出初式は西宇治公園運動広場(小倉町蓮池)で開かれた。消防職員150人、消防団員300人、市防火委員会など200人が参加し、行進や一斉放水などで今年1年の防火を誓った。

式典は、消防団あさぎり分団の有志によるファンファーレで幕開け。宇治・堀池両幼稚園の幼年消防クラブ鼓隊による演奏とダンスの披露に続き、入場行進があり、当日選ばれた小学生4人が消防車両に分乗した。式辞で松村淳子市長は「昨年を振り返れば、大きな災害等が全国各地で発生した。防災意識が強い街ほど市民の安心安全が確保できると思う。出初式を機会に、さらに心を引き締めて」と呼び掛けた。
救急訓練の後、消防と団のポンプによる一斉放水があり、地域防災へ向け意識を新たにした。式典と並行し消防車乗車体験やフォトパネル、キーワードラリーなどのコーナーが設けられ、来場した親子連れたちに人気だった。
■職・団員が胸すく放水/城陽市

城陽市消防出初式は鴻ノ巣山運動公園多目的広場で行われ、消防関係者と見学者ら約600人が思いを新たにした。
村田正明市長は「南海トラフ地震等の大規模災害の発生が危惧される中、消防行政へ市民の期待はいっそう高まる。市民の生命・身体・財産を守る責務のもと、関係機関や地域の皆様と連携し消防・防災体制の確立に全力で取り組む」と式辞。
このあと職・団員が肩を並べ一斉放水を行うと、勢いよく立ち上がる水しぶきは弧を描いて、市民らも無事故・火災の平穏な年を願い手を合わせた。
■消防・防災担い手だ/京田辺市

京田辺市消防出初式は、田辺公園多目的運動広場で行われ、ド迫力の一斉放水で災害に強いまちづくりをアピールした。
市コミュニティホールで開かれた式典で上村崇市長が式辞を、白石敏幸団長が訓示を述べ、久保典彦市議会議長の来賓祝辞などに続いて、受章者代表の藤本義文さんが謝辞。
「『自分たちのまちは、自分たちで守る』という消防団精神をもとに、時代に即した消防団を目指し、地域消防・防災の担い手として、さらに職務遂行にまい進する」と声を強めた。
■地域防災力向上目指し/久御山町

久御山町の消防出初式は役場コンベンションホールで開かれ、消防職・団員など120人および来賓60人が参加した。
信貴康孝町長が地域防災力の向上を目指して挨拶。団員表彰に続き、辻村義幸消防長が決意表明し、町消防団の田口浩嗣団長が謝辞で、住民の生命・財産を守るべく連携と努力を重ねると述べた。
閉式後は、昨年1年間の消防活動を振り返りスライドビデオを上映。場所を役場玄関前の駐車場へと移し、消防署員と消防団員、消防マイスターに参加した子供たちによる一斉放水を行い、防火・防災へ向けて決意を新たにした。
■強風裂いて5色のアーチ/宇治田原町
宇治田原町消防団の出初式は、同町住民グラウンドで行われ、各支部の団員、支援隊員らが凛々しい分列行進で入場した。
勝谷聡一町長は「皆さまの日々の活動は、まちづくりのエネルギーであり、明日へと進む原動力でもあります」と式辞。藤田真至団長も「住民の安心安全を守るべく、防災の要として、しっかりと活動しよう」と訓示した。
最後は一斉放水の消防訓練披露。強風を裂いてカラフルな5色のアーチを描いた。
■時代に合う組織改革も/井手町

井手町の消防出初式は、泉ヶ丘中学校グラウンドで開かれた。
同町消防団員のほか、井手分署を置く京田辺市消防本部職員らが参加。分列行進では、新たに配備された高規格救急車、同町内にある自主防災組織も参加した。
西島寛道町長は式辞で、「今年度は4月にハザードマップを更新し、パーテーションやダンボールベッドの購入、救急車の更新等を行ってきた。また、11月の防災訓練では本町初の、ドローンを使った防災訓練を実施した」と町の取り組みを話した。
町消防団の脇田英訓団長は「地域住民の生命財産を守るため、共に消防団活動を行っていきたい。消防団の組織も、地域住民に愛され、時代に合ったものへと改革していかなければならない」と訓示した。
最後は消防服を身に纏った団員らによる一斉放水で幕を閉じた。
