
文化パルク城陽西館4階にある城陽市歴史民俗資料館・五里ごり館(薄井ゆみこ館長)で、JOYOエコミュージアム・冬季企画展『ちょっと昔のくらしと風景‐電波が運ぶ昭和の風景』が始まった。1925(大正14)年に始まったラジオ放送は、昨年100年の節目を迎え、戦前・戦中・戦後を通じて情報や娯楽を伝える重要なメディアとして人々の生活に寄り添ってきた。昭和世代は当時を懐かしみ、子供たちは進化を続ける家電製品との比較で、くらしの移り変わりを学習できる展示内容となっている。
小学3年生の社会科「移り変わる市とくらし」に合わせ、市歴民では毎年この時期に昭和時代の人々の暮らしを振り返る展示を行っている。
今回は、ラジオ放送開始から100年の節目に着目。まだ、各家庭にテレビがなかった時代に、人々に文化や娯楽をもたらすとともに、情報を得る重要なメディアだったラジオ放送。
展示されている1948(昭和23)年11月の新聞には、テレビの番組欄はなく「ラジオ欄」のみ。54(昭和29)年9月の新聞では、ラジオ欄が大きく上部に掲載され、テレビは下部にNHKの夜番組のみとなっている。

特別展示室には、昭和レトロの象徴とも言える「真空管ラジオ」「ブラウン管テレビ」をはじめ、レコードプレーヤー、ラジカセ、家具調でチャンネル切り替えが手回しだったテレビなど昔懐かしの家電製品が一堂に揃い、それぞれの進化ぶりが手に取るように分かる。
展示構成は「衣」「食」「住」に分かれ、お馴染み「家族だんらん茶の間」も。携帯型オーディオの先駆けとして火を付けた「ウォークマン」からポータブルCD・MD、メモリータイプのミニディスクまでの変遷も見ることができる。
そのほか、扇風機や電話、アイロンなど家庭では欠かせないアイテムも新旧の製品が展示され、ひと昔前まで年末になれば、多くの家庭でフル稼働された「餅つき機」、もち米を蒸した「カマド」のレプリカもある。
また、常設展示室には、1970年代から80年代にかけてヒットしたレコード、廊下には市制施行10周年に一斉に撮影された市内10小学校の航空写真なども楽しむことができる。
冬季企画展の展示品は、写真パネルなど61点、実物143点の合計204点。開催期間は3月22日(日)までの約2カ月間。月曜日や祝日の翌日などは休館。最終日3月22日は、誰でも無料で入館できるお得な日となる。
なお、市歴民「五里ごり館」の開館時間は午前10時~午後5時。月曜日などは休館。入館料は大人200円、小・中学生100円。ただし、市内在住小・中学生や65歳以上の高齢者、身障者手帳を持つ人は無料。
