府立宇治支援学校(細矢義伸校長)中学部の生徒が制作した美術作品展が、宇治市役所1階ロビーで開かれている。四季をテーマにしたスケールの大きい作品が来館者を楽しませている。
今年開校10周年を迎えた同校では、新型コロナの流行で地域学習の取り組みが難しくなった中、児童生徒の頑張りを少しでも多くの方に知ってもらいたい…との願いで開催。校外で大規模な展示を行うのは過去に例が少ないという。
11月の文化祭終了後、中学部2年生4クラスが春夏秋冬をテーマに図案、下絵を作成。色染めした和紙を丁寧に貼っていき、高さ1・6㍍、幅2・2㍍の特大「ちぎり絵」が4枚完成した。
作品の前には、生徒へ送るメッセージボードが置かれている。サンタや雪だるまを描いた「冬」を鑑賞した人は「クリスマスのワクワク感が伝わります」「見ていて心が温まります」とコメントを寄せた。
作品展は23日(水)まで。開庁時間中は誰でも見られる。