久御山町内の小中学校で6日、地元のトップを切って3学期の始業式があり、学び舎に児童生徒の活気が戻った。宇治・城陽・京田辺・宇治田原・井手の各市町では7日に始業式が行われる。
このうち東角小学校(藤原幹郎校長、254人)では、マスク姿の児童たちが午前8時前から元気に登校した。
新型コロナウイルス対策のため、式は校内放送を活用した。藤原校長は、学習や体験を将来の糧にする「未来への貯金」の大切さに触れたほか、同校に隣接する町立とうずみこども園が0~5歳児を受け入れる新施設になったことを紹介。「こども園の子供たちに、お兄さんお姉さんとして、いっぱい手本を示してあげましょう。そして、0~12歳までの人が通う、自慢できる東角校区をみんなでつくっていきましょう」と呼び掛けた。
児童は教室で冬休みの宿題を提出したり、年末年始の思い出を振り返ったりした。1年生は「家族で山登りをした」「おばあちゃんの家で絵を描いて楽しかった」などと声を弾ませ、担任とのじゃんけんゲームでも笑顔をはじけさせた。