変えるべきものに挑もう/城陽青年会議所創立40周年
挨拶する安陵理事長

一般社団法人城陽青年会議所(城陽JC)の創立40周年記念式典が4日、文化パルク城陽で開かれ、今後の飛躍を誓った。コロナ禍、オンラインを使ったハイブリッド方式で進行。特別会員とメンバーのみが会場に集まり、記念事業スローガン「強心笑力~感謝と誇りを胸に未来のために歩み続けよう~」のもとで決意を新たにした。

オンラインを交えるハイブリッド方式で進行

城陽JCは1982(昭和57)年、宇治JCをスポンサーに全国で696番目に認証されたJC。会員70人でスタートし、「明るい豊かなまちに」を基本理念に掲げ、城陽マラソンや城陽秋花火などの企画・運営をけん引し、地域の元気を盛り立ててきた。
式は、安陵邵範(あんりょう・まさのり)理事長を中心に40周年実行委員会(鶴谷啓明実行委員長)が主管。感染防止のため規模を縮小し、会場のふれあいホールに顔を揃えた特別会員・メンバー約60人のほか、来賓はオンライン経由で参加した。

森澤OB会長が後輩を鼓舞

歴代理事長らを紹介する映像が流れ、鶴谷実行委員長が開会宣言し幕明け。挨拶に立った安陵理事長は「ここまで活動を続けられたのは市民や行政、各団体などの支えがあったお陰。創立より青少年育成事業や環境問題など地域に根差した様々な取り組みを行ってきた。城陽の春はマラソンからと言われるほどに定着した城陽マラソン、秋の風物詩となった夜空を彩る花火、姉妹都市・慶山JCとの交流は相互理解から信頼へ深まった。先輩が礎を築いてくださった。歴史に感謝し、誇りを持って次代へつなぐ運動を積み重ねていく。コロナで活動自粛を余儀なくされ、大きな変化が求められる。今だからこそ、地域のため、住民のため、原点に返り、変わってはいけないものを大切に守る。変えるべきものを見極め、挑戦していく。挑戦の積み重ねが明るい豊かな未来の実現につながると信じる。困難さえ笑い飛ばす力を持ち、私たちらしく、私たちだからこそできる取り組みに挑戦する。ウィ・アー・チャレンジャー」と声を強めた。
初代理事長の森澤博光OB会長が登壇し「JCは40歳で卒業しOB会員になる。得たものを少しでも地域のお役に立てたいと思っている。一人ひとりの努力を温かく見守っていただきたい」と呼び掛けた。

祝辞を寄せる奥田市長

リモートで稲垣勝彦山城広域振興局長(知事代理)は「引き続き地域活性を支えて」、奥田敏晴市長は「創立以来の様々な取り組みは城陽に活気をもたらし貢献いただいている。45周年へますますご発展を」と来賓祝辞を添えた。
このあと、揃いのマスクを着用したメンバーは40年の歩みを振り返って式を締めくくり、コロナを乗り越えさらに切り開こうとする未来を見据えた。