未来先取り自在に操ろう/城陽・古川小でドローン体験
タブレットを使ってプログラムドローンの浮上させる

城陽市立古川小学校(小川泰彦校長)で、5年生43人が対象の「ドローンを活用したプログラミング体験」授業が行われ、遠隔操作に胸ときめかせた児童たちが次代に思いを馳せた。
市教委が、市立10小学校5年生と中学校2年生のうち希望校で行うもの。
新たなテクノロジーが未来を創造し、社会の中でどう生かされるのか。ドローンでプログラミングの習得を目指す。
10小学校のうち8校目となる同校では、クラスごとに履修。

ドローンレーサーが児童たちに操縦を手ほどきした

市と災害時協定を結ぶ京奈DRONE・STATION=城陽市長池=の岡田充貴(みつたか)代表(JMA無人航空機技能認定インストラクター)ら3人を講師に招いた。
はじめに、ドローンの仕組みや、操縦に必要な免許、今後の可能性を紹介。
実践編では児童各班が、プログラミングドローンを使うタブレットプログラミングと、小ぶりなトイドローンをコントローラーで扱う2つの体験コーナーに挑んだ。
それぞれ地上50㌢に丸い穴を設けくぐり抜けるターゲットを用意。
タブレットでは離着陸を指示する数値をたたき込んだ児童が、浮き上がりふわっと地に足を付けるドローンに目を輝かせた。

上空で静止するトイドローンに注目が集まる

笠原碧空(そら)くんは「父に買ってもらったドローンを広場で動かしたことがある。操作は難しい。プログラミングはうまくいった。ドローンは何でもできる」と夢を広げる。
岡田代表は「児童に興味があることを感じる。積極的に取り組んでいる。何でも飛ばしていいというわけでなくルールがあることを伝えたい。未来の仕事につながるイメージを膨らませてほしい。災害で目にする映像などテレビでの情報も数多く、身近に感じてほしい」と期待を寄せる。