理想のまち 自由に発表/久御山・みなくるタウン
ワークショップで理想とするまちのイメージを発表し合う

久御山町が東部地域で進めている新市街地(みなくるタウン)整備事業のうち、住街区促進ゾーンでの魅力的な住宅・住環境のあり方について話し合う「住街区づくりサロン」が、役場コンベンションホールで開かれた。
同サロンは「周辺農地との調和のとれた緑豊かな環境を生かした良好な住街区の形成」をコンセプトとする同ゾーンでの住宅地整備にあたり、若い世代から幅広い意見を取り入れるために町が開いた。これから家を建てようとする人や、同事業に興味を抱く人ら13人が町内外から参加。ワークショップ形式で意見を取りまとめた。幼い子供がいる世帯でも参加しやすいよう託児所も設けられた。
ワークショップでは、参加者が2班に分かれて、①住街区での暮らし方②住んでみたい住宅・住環境③住街区のまちづくりの目標像の設定について自由に意見交換。スーパー、コンビニ、診療所など、生活に必要な施設を誘致して、同ゾーンだけで完結することができれば便利という意見や、子供が虫取りやボール遊びを自由にできる環境の整備、広い公園を作ってみんなが集える場所を作ったらどうかなど、理想とするまちのイメージを発表し合った=写真=。
町は今後、サロンで取りまとめられた提案を、有識者や地権者らで構成するアドバイザリーボードに諮り、今年度中の基本計画策定につなげる。