JR宇治駅前の観光案内所が19日、約1カ月半の改修工事を終えてリニューアルオープンし、関係者らが祝賀式典を開いた。より開放的な空間で、魅力ある情報発信を目指す。
一般社団法人アーバンデザインセンター宇治が設計を担当。工事に伴い9月末から同所での案内は取り止めとし、ゆめりあうじ1階の観光振興課と臨時窓口で業務を代替、スタンプラリー受付などの対応を行っていた。
リニューアルに当たり、入口付近のカウンターを奥へと移し、線路側の窓から外が見えるようにした。横長の看板と室内壁のポスターは、それぞれ店頭幕とイーゼル形式に変更。見通し良く、すっきりした印象になった。
観光マップやガイドブックなどを置くディスプレイ棚には府内産の木材を使用し、木の温もりでゆったりとした気分を味わってもらう。車いすでの来客対応に備えローテーブルを設置。茶どころ宇治を意識した黄緑色の飾りが天井からぶら下がっている。
式典には、関連団体の役員ら20人が参加。松村淳子市長と堀明人議長は「宇治の魅力を上げていくため皆さんとともに作り上げたい」「再び観光客で賑わうことを期待している」と祝辞を述べた。