緑の桜「御衣黄」が咲く/宇治田原 禅定寺

宇治田原町でも「ソメイヨシノ」が葉桜となり、これから八重桜が見頃となるが、ここ禅定寺では御衣黄桜(ぎょいこうざくら)が、淡い緑色の花を咲かせている。【写真】
この花びらの色が貴族のまとう装束の萌黄(もえぎ)色に似ていることから、御衣黄との名前が付いたとされる。
今は一斉に開花したところで、花全体が緑。
葉と同化して、咲いているのか、いないのか、遠目ではよく分からないが、目を凝らすと、桜が浮き上がってくるようで、何とも不思議な感じがする。
久保敬童住職によると、檀家の還暦祝いにと、山門に向かって右手に植樹されたもので、樹齢は約20年。
高さ10㍍ほどの立派な枝ぶりとなり、それが重なるような葉と花の緑によって彩られている。
このあと、花びらは徐々に黄色になり、やがて中から赤く染まってくる。
その変化も楽しめる御衣黄桜である。
地元では、城陽市寺田の尼塚第7幼児公園や木津川堤防沿いでも御衣黄が見頃を迎えている。