温もりあふれる校舎 京田辺に完成/KIUアカデミー
ダンさんのギター演奏で「アメージング・グレイス」を合唱して式の始まり

1997年に京田辺市へ転入し、このたび草内から田辺勇田に移転キャンパスを構える京都インターナショナルユニバーシティとKIUアカデミーの竣工式が16日に開かれ、学校関係者と来賓ら約50人が新たな船出を祝った。

ピーター学長が感謝の気持ちを述べた

西洋式やキリスト教をベースにしたバイリンガル教育のインターナショナルスクール。
小中高等部を京都インターナショナルユニバーシティアカデミー(KIUA)、大学部を京都インターナショナルユニバーシティ(KIU)と呼ぶ。
小学部(1~5年)・中学部(6~8年)・高等部(9~12年)の区分で、KIUAの卒業生には国内の大学入学資格が認められる。
96年にフィリップス大学から独立。
97年の京田辺移転後、中等・小学・高等部を順に設立。

ここでも木の香と温もりがあふれる図書ホール

キリスト教学校国際協会(ACSI)の認可を受け、国際的なカリキュラムの基準を満たす。
新学期を前にオープンする校舎は、近鉄新田辺駅徒歩6分・JR京田辺駅徒歩9分と利便よく、教室の数・広さともに拡充。
ICT機能も強化し、今後にグラウンドも完成予定という。
敷地・延べ床面積とも旧校舎の約3割増しで、府内産木材をふんだんに使った内装(約57平方㍍)の校舎は2棟を連結。
式は、木の香豊かな2階ホールで行われ、牧師の祈り、讃美歌「アメージング・グレイス」で歌声を合わせた。

新入生を迎える教室も明るい日差しと木の温もりが包んだ

ピーター・ブロックソム学長は「39年前に電車で通り掛かった時、ここに造りたい、と思った場所。出来上がった姿に、こんないっぱいのスギを使えるのか、と感嘆の声もいただいた。寄付もありがたかった」と関係者や団体に感謝の気持ちを伝え「社会に貢献できる人材の育成を。日本語と英語ができ、世界へ羽ばたけるように」と決意を新たにした。
現在、小学部から大学まで約240人が在学。
図書館や実験室、Wi‐fiも備えた学び舎で早速、18日から授業を始めた。