宇治市中央図書館(安田美樹館長)で19日、児童に図書館の仕事を知ってもらう「こども1日司書体験」が行われ、市内の小学生が、カウンターやリクエスト本探しなどの仕事に楽しく取り組んだ。
子供たちが図書館の仕事を体験することにより、図書館に親しみ、業務への理解を深めることが目的。
この日は午前と午後にそれぞれ児童2人が同館を訪れ、仕事の説明を受けた。館内図書の配置を把握してもらった後、リクエスト用紙を見ながら該当の本を探し出したり、カウンターで貸し出し・返却などの接客を行ったりした。
リクエスト本探しでは、職員が「貸出中などの場合があるので、本来あるべき所になければ、すぐ次の本へ」とアドバイス。子供たちは、絵本などの児童書から、タイトルの難しい大人向けの本まで、職員の手助けを得ながら、館内中を探し回った。
安田館長は「貸出・返却のカウンターだけでなく、裏の仕事がたくさんあることを知ってほしい」と、子供たちに期待を込めた。