移転する山吹ふれあいセンターに開設される、農産物の直売などがある「地域振興交流拠点施設」で、井手町は23日、愛称を発表した。
その名前は「テオテラスいで」。SNSで利用される「#」(ハッシュタグ)を頭に付けると「#テオテラスいで」となり、「井手を照らす」に通じる。
愛称は公募により、町内外から424の案が集まった。学識者や町内農商工関係者らでつくる選考委員会(12人)で、町内に住む50代女性の案が最優秀賞に選ばれ、愛称の決定に至った。SNSでの発信を視野に入れたこと、井手に脚光を当てる意味があること、耳に残りやすい語感などが評価された。
この日は併せて表彰式が行われ、汐見明男町長が表彰状を、中谷英輔・町商工会長が賞金と井手町の特産品セットを女性に手渡した。
女性は、「井手」という存在をまずは知ってほしいというところから発想を広げたという。「(施設が)行く手を照らす場所、希望あふれる場所になるようにと思いを込めた」と話し、「たくさんの人が訪れ、来た人が新しいものを見つけたり、リフレッシュされる場所になれば」と新たな施設に期待を込めた。
「テオテラスいで」は今年夏~秋ごろの開業が予定されている。