地元を走る路線バスの便利さを知ろう。城陽市立寺田南小学校(北村章子校長)の2年生61人を対象に22日、学校MM(モビリティ・マネジメント)学習が行われた。
児童らは、車両内を見学したり、実際に模擬のICカードを持って体験乗車するなどバスの乗り方をマスターした。
マイカーの普及により、児童らが家族と買い物やレジャーに出掛ける場合、なかなか路線バスに乗って…というケースが少なくなってきている。
この日は、生活科の授業で地域を走る公共交通について学習している2年生を対象に、まず、体育館内で市職員が市内を走る『城陽さんさんバス』2路線のルートについてスライドを使って説明。そのあと、2クラスに分かれて「寺田南小学校前バス停から近鉄寺田駅」を往復するコースで路線バスに体験試乗したり、校内に駐車したバス内を見学した。
児童らは、乗客の安全を考えた装備や、個々にマイカーで出掛けるより路線バスで移動した方がCO2の排出抑制につながり環境に優しいこと…を学習。
また、車いす利用者でもスロープを引き出せば、容易に乗り降りできることも知った。
なお、市都市整備部と学校、京都京阪バス㈱がタイアップしたこの学習は、バスルート沿線にある市内小学校で継続的に行われており、昨年7月には同じ寺田南小の3年生を対象に実施されている。