河畔に熱気 家族連れなどで賑わう/宇治川さくらまつり
艶やかに桜吹雪が舞い降りる宇治川河畔に飲食歓談を楽しむ家族連れ

お茶と観光のまちに春の到来を告げる第47回「宇治川さくらまつり」(公益社団法人宇治市観光協会主催)は府立宇治公園をメインに幕を開けた。1日は、絶好のお花見日和となり、親子連れなど約5万8000人(主催者発表)が風光明媚な河畔の散策に心躍らせた。
新型コロナウイルス感染症の影響で2020・21年と中止し、昨年に感染対策を徹底しながらようやく再開した宇治川さくらまつり。

好評の宇治ご当地グルメ・宇治茶漬けブース

 

今年は、ここに来て初夏を思わせる陽気が続き、サクラの開花が早まり遅咲き品種も花を咲かせる中、市民と国内外からの観光客が朝早くから会場まで足を伸ばした。
宇治川派川・塔の川にはたおやかに遊覧舟が往来し、メイン会場では地場産品を取り揃えた「春の市」に飲食ブースが軒を並べ、店独自のアイデアを絞るご当地グルメ「宇治茶漬け」コーナー(いずれも1杯の価格は税込み700円)に宇治創こころ・うなぎのしお富・異食家STYLEよっしゃんの地元3店が自慢のメニューを並べた。
よっしゃんはお馴染み、バーナーの炎を当てたばかりの焼き目が香ばしい「真鯛のあぶり漬けしょうゆ」をラインナップし、味覚・嗅覚をくすぐられた老若男女のハートをがっちりとつかんだ。

炭山陶器まつりは16ブースが買い物客でにぎわう

市植物公園のPRブースでは、緑化推進などのパネル展示をはじめ、園芸相談、ハーブティーのお持て成し、花苗販売も人気を集めた。
塔の島では約16の窯元が出揃う炭山陶器まつりが始まり、お値打ち品がずらりと並び、幅広い年代の買い物客が急須やマグカップなどの品定めを楽しんだ。
また、市観光センターのお茶席では、市茶道連盟が心和む一服を振る舞い、茶席・点心・記念品付きセットも好評だった。