丸1年ぶりとなる「ふれあいサロンあらき」は16日、宇治田原町老人福祉センター「やすらぎ荘」=同町荒木天皇=で開かれ、参加者約40人がわいわいと歓談を弾ませた。
春!脳・こころ・体まるごと元気に!をうたい、53回目を迎えるサロン。
町内では各区を中心に高齢者の健康維持・向上のために定期開催される取り組み。
荒木でも年4回ペースで行われてきたが、新型コロナウイルス感染症の影響でここ数年は出来ないことが多かった。
フレイル「生活機能低下」や認知症から逃れましょう。閉じこもりがちな生活から一歩踏み出し、生活範囲を広げよう。仲間づくりと生きがいづくりを―と、お世話係スタッフらが参加を呼び掛けた。
この日は、稲石義一さん司会進行のもと、はじめに光嶋修代表と奥田豊穂区長が挨拶に立ち、「楽しいひと時を過ごしてほしい」とアピール。
松本行紀さんの手ほどきで体ほぐし体操を行い、「めだかの学校」のリズムでグー・チョキ・パーを繰り返す運動にハツラツと息を弾ませた。
このあとゲストのあすなろ腹話術京都の5人が登場。
途中、「笑」マスクを外した六丸さんが演題「鯛」で田原にちなんだ一席を披露すると、会場は和やかな笑い声に包まれた。
落語のほか、腹話術、サックス演奏、南京玉すだれ、皿回しといったふんだんな演目で場を盛り上げた。
お弁当を食べながら顔を合わせた住民たちが心行くまで歓談を楽しんだ。