1990年から宇治市と友好都市盟約を結んでいるカナダ・カムループス市のトンプソン・リバーズ大学に通う学生たちが25日、市役所を表敬訪問した。
同大学教授のトム・ワルデチュックさんを代表とする学生たち14人が、研修視察のため来日した。日程は今月15日から28日までの2週間。京都のほか、広島・静岡・東京などを訪れ、各地で日本文化を学んでいる。コロナ禍で休止があり、今回が9回目の来訪。
松村淳子市長は「コロナウイルスの影響で国際間の交流ができない状態が続いたが、今回4年ぶりにお会いできてうれしい」と呼び掛け。新茶シーズンを迎え「街を実際に歩き、たくさんの歴史と文化に触れて」と歓迎した。
参加者へ宇治茶が出されると、カナダの大学生たちは「おいしいです」と感嘆。松村市長が7月に(中学生訪問団の同伴で)カム市を初めて訪れると聞き「バンクーバーとカムループスの間にある山脈の景色が美しいです」と紹介していた。
学生たちは同日午後、京都文教大学と合同で、平等院周辺の散策とフィールドワークを行った。26日には伏見、奈良に出向き、夜は再び宇治に戻って市役所食堂で開かれる交流歓迎会に参加する予定。