「花の寺」として知られる宇治市菟道滋賀谷の三室戸寺で、本堂に続く階段に赤・白・青のアジサイ700株を並べた「ウサギ」がお目見えした。伸びやかに描かれた花のアートが、参拝客を楽しませている。
コロナ禍からの回復を願い、一昨年からこの時期に設置しているもの。今回は、宇治の地名の元になったとされる菟道(うじ)にちなみ、飛躍の象徴・ウサギと、天空に輝く月が描かれている。
伊丹光恭住職は「コロナ禍で沈滞した空気が少しでも良くなり、上昇気流に乗っていけるようにと願っています」と話していた。
なお、同寺恒例の「あじさい庭園」は6月1日オープン。昨年同様花づきが良好で、6月上旬には見頃を迎えるという。
拝観時間は午前8時30分~午後3時40分。季節限定「花うさぎ」御朱印の授与を行っている。拝観料は大人1000円、小人500円。