宇治茶の伝統製法「手もみ製茶」を体験するワークショップが27日、宇治茶会館で開かれた。次代を担う小中高生ら20人が参加し、伝統の手もみ作業を一日フル体験した。
演劇やワークショップを通じて地域産業の活性化に取り組む「アートＮＰＯこみねっと」が主催。小学生向け宇治茶検定「キッズ茶ムリエ検定」で、好成績を収めた児童生徒20人が参加し、宇治茶文化に親しんでもらった。
作業には宇治茶製法技術保存協会（吉田利一会長）のメンバーが協力し、市の無形文化財である「手もみ製法」をみっちり指導。「粘土のようにこねてみよう」などのアドバイスを受けながら、蒸した茶葉を揉み込む「横まくり」の作業に励んだ。玉露の淹れ方講座も開かれた。
