第36回京都府マーチングコンテスト(府吹奏楽連盟・朝日新聞社主催)は3日、太陽が丘アリーナで開かれ、中学生吹奏楽部員たちがパフォーマンスに息を合わせ観客を魅了した。
コンサートバンドが演奏しながらパレードを。数多くのバンドに、コンサートとともにマーチングにも気軽に取り組んでもらいたい―と願うコンテスト。
約3年に及ぶコロナ禍、部活動制限の流れといったハードルがある中、今年は中学校(規定)の部に9校が出場した。
地元からは東宇治・宇治・北宇治の宇治市立3校が挑んだ。
2012年以来、全日本金賞に5度輝いている宇治をはじめ、19年に全日本初出場で昨年は念願の全日本金賞を射止めた東宇治、近年果敢にチャレンジする北宇治。
いまだ衰えを知らない屋外の猛暑に劣らぬ、家族、学校関係者らの熱気に包まれた会場は、午前の高校以上の部に続いて、いよいよ中学の部がスタート。
2番目に登場した東宇治(大井鞠空D・M・、50人)は「Aim for the TOP!―その日は必ず来る」のタイトルで演じ、目標達成を信じて粘り強く練習を続けた日々の集大成が迫力を増した。
北宇治(川合純令D・M・、27人)は「The Wind Blows Where It Will~Kitauji2023」の題で曲目「明日へ吹く風」を1年生たちも元気よく演奏、アリーナで躍動した。
大トリを務めた宇治中(中井桃香D・M・、50人)はタイトル「Move our hearts!」でシルク・ドゥ・ソレイユの名曲に乗せたマーチングを力強く披露してみせた。
審査の結果、東宇治・宇治の2校は金賞、北宇治は銀賞を受賞。
金賞2校は23日に丸善インテックアリーナ大阪で開かれる関西コンテストに府代表として出場する。
高校以上(規定)の部では京都廣学館が金賞を受賞し関西コンテストに進む。