「手形」集めた記念の横断幕制作/宇治・三室戸小
横断幕「自分色にかがやこう」作業を終えたスタッフが記念撮影

宇治市立三室戸小学校(今井雅世校長、375人)で15日、創立50周年記念事業の一環で、児童たちの手形を集めた七色の横断幕が完成した。
同校は1975年、宇治小学校と菟道小学校の一部を分離して開校。北に三室戸寺、東に明星山、南に朝日山を臨む丘の上に立地する。
横断幕は、同校の目指す児童像「自分色にかがやこう」をメッセージとし、昨年11月から制作を開始。昨年度の在校生から募集したデザインを参考に、七色の虹、花模様、同校のイメージキャラクター「ミムッチ」が描かれている。
サイズは約5㍍×2㍍の大きさ。校区に工場があるナカガワ胡粉絵具㈱が、皮膚に付いても落としやすく手形押しに最適な絵具を提供したという。

心弾ませ「どこに押そうかな」

これまでに旧1年~6年生児童と教職員は作業を終えており、新1年生が七色のうち最後の「青」を色付けする準備をした。CSコーディネーターで元同校校長の山田啓二さんら地域の有志が児童58人をガイド。手に塗ってもらった絵具をどこに押そうか…と子供たちが心弾ませていた。
横断幕は、来月に実施する航空写真撮影や、11月に開催する記念式典などで使用する予定。