複合商業施設が開店/井手・JR山城多賀駅前
テープカットをする西脇知事(中央)、西島町長(右)、佐藤社長(左)

食品スーパーマーケット「フレッシュバザール井手店」を中心とする複合商業施設「イデフル」が27日、井手町のJR山城多賀駅前にオープンした。
同町では2019年に井手地区のスーパーが閉店して以来、総合スーパーがなかった。町の住民アンケートでも買い物の利便性を求める声が高く、町は京都府の協力を得て、同駅前に大型商業施設の誘致を進めてきた。
近畿で「フレッシュバザール」を展開するさとうグループの出店が決まってからは、井手町のまちづくりを支援する京都産業大学「井手応援隊」の学生らが、住民からの意見の聞き取りなどをもとに「イデフル」の愛称を同グループに提案し、採用された。

開店を待つ長蛇の列

この日、開店前のオープニングセレモニーで、㈱さとうの佐藤総二郎代表取締役社長は「今回ほど多くのお客様からの熱いご期待、励ましの言葉を頂戴したことはそうありません」と謝意を述べた。来賓として西脇隆俊知事は、「井手町だけでなく、山城地域全体の活性化につながる施設として成長することを期待しています」と、西島寛道町長は「持続可能なまちづくりの希望の光となり、末永く人々に愛される施設となることを心から祈念しています」と祝辞を寄せた。
お店の前には、開店を待ち望む人が、長蛇の列を作った。

開店セールの野菜や果物が山積みの店内

同店は、売り場面積1470平方㍍。駐車401台、駐輪111台。営業時間は午前9時~午後10時。
「イデフル」では、そのほかキリン堂、ダイソー、正栄クリーニング&ランドリーが営業。7月8日に山城多賀郵便局が移転オープン、7月上旬には買取大吉もオープンを予定している。