久御山同町栄3・4丁目シニアクラブ「松栄会」(田中貞雄会長)は20日、地元の集会所で新春の集いを開いた。会員約40人が情感豊かな相撲甚句を楽しみ、土俵の息吹を味わった。
相撲甚句は江戸時代から伝わる伝統芸能で、大相撲の巡業などで余興として力士が独唱する。「ア~ドスコイ」や「ホイ」の軽快な合いの手に合わせ、その土地にちなんだ歌詞などを独特の節回しで歌う。
集いには一般社団法人大阪相撲甚句会のメンバー8人が来場し、自慢の喉を披露した。
京都名物や120歳まで天寿を全うする人生などを歌った甚句を紹介。平成最後の新大関となった貴景勝に声援を送る「耀け貴景勝」でも、メンバーたちが伸びやかで張りのある美声を響かせると、参加者が絶妙のタイミングで合いの手を入れ、会場は活気に満ちた。
第2部は会食で懇親を深め、運だめしゲームで盛り上がった。