宇治田原町の「西ノ山展望広場」駐車場に18日、「大型車両はご遠慮ください」という看板が立てられた。
宇治市から立場林道を通って同町に入ると、すぐ左手に見えるのが同展望広場。
西ノ山集団茶園の上にあり、「ハートのある展望台」とも呼ばれるが、ここの駐車場が、ダンプなど大型車両の「たまり場」になっているのだ。
朝…河川改修などの工事現場に向かう大型車が、ここに集合してから一斉に出発する。
昼…ここに止めて、食事をとったりする。
この朝・昼に捨てられたのであろう…弁当箱などのゴミ、タバコの吸い殻などが、駐車場と茶畑を仕切るフェンス沿いに散在しており、放尿の跡も見られる。
町が、お茶の京都交流拠点整備として、この広場にかけた事業費は、昨年度決算によると1984万3920円。
内訳は▽「ハートキューブ」というインスタ映えも狙った木製モニュメントに337万680円▽展望広場の芝生工事754万9200円▽駐車場整備778万2480円▽暗渠排水工事43万9560円▽桜の木を囲む擬木柵設置70万2000円…となっている。
今後、ベンチや案内板に加え、トイレも設置されることになっており、そうなれば休憩所として利用する車が、ますます増えそう。
これは「たまらん」と、定期的にゴミ掃除を行っている役場産業観光課が看板を立てたのだ。
大型車が出入りしにくくなるよう簡易柵で囲っているが、観光拠点であるため「大型バスは除く」という。