PRへシャッターに遊び心/京田辺市駅ナカ案内所
キャラクターの上空に浮かぶ風船をつかもう…関口教授とゼミ生、上村市長

近鉄新田辺駅西口にある「京田辺市駅ナカ案内所」のシャッターに学生考案のデザインが施され、行き交う市民、乗降客らの目を引き付けている。
市は「大学のあるまち」の取り組みの一環として、同志社大学公式美術系クラブ「クラマ画会」と、同志社女子大学メディア創造学科関口英里ゼミに依頼し、学生たちが約半年間を掛けて完成させた。

上村市長が一休さんの「はし」に掛けたとんちベースの作品の前で真ん中を歩いてみせる

改札口からエスカレーター、階段を使って西口まで降りると、営業時間(午前9時~午後5時)以外、目に飛び込む創造力あふれる作品が2点。クラマ画会は、一休さんの橋と端を掛けたとんちをベースにインスタ映えを狙い、関口ゼミは、お茶の京都とともに市の特産品やイベントを擬人化したイラストを詰め込んで京田辺をもっとアピールしよう―と、挑戦した。
17日早朝、関口ゼミの学生2人と教授、上村崇市長が現地を訪れ、出来栄えに歓声を上げた。プロジェクトリーダーの西村菜月さん(3年)は「デザインをはじめ、多くの人の目に留まるよう、カラーリングにも時間を掛けた。キララちゃんと一休さんを中心にイラストの多くをキャラクターにした。そうすることでイベントも違った形で覚えてもらえると思う。老若男女から愛着を持ってもらいたい」と願った。