梅雨本番となり、地元も本格的な雨の季節を迎えた。前線や湿った空気の影響で大気の状態が不安定になった14日には、宇治川の天ヶ瀬ダムの放流量が毎秒約500㌧を超え、下流にある府立宇治公園(塔の島、橘島)が今年初めて「立ち入り禁止」となった。
府山城北土木事務所によると、この日は午前11時から、増水のため宇治公園への立ち入りを禁止した。
新型コロナウイルスの緊急事態宣言の解除後、宇治市内では観光客が徐々に復活していたが、河畔を歩く人はまばらだった。
鈍色の空の下、宇治公園の電光掲示板には「川に近付かないで」のメッセージが繰り返し表示された。
今シーズンのアユ漁の解禁初日だったが、増水した宇治川のほか、支川の志津川でも釣り人の姿は見られなかった。