暑い夏涼しく 全児童へネッククーラー/宇治・菟道小
ネッククーラーを首にかけ、授業に集中する児童たち

宇治市立菟道小学校(海老瀬正純校長、267人)で、菟道小教育後援会(中田弥会長)から全児童へ、首にかけて暑さをしのぐ「ネッククーラー」が贈られた。登下校や授業時に使って、夏を涼しく過ごしてもらう。
同会は、地域住民や市内企業から会費を集め、学校教育への援助活動を行っている。7月の臨海学習がコロナの影響で中止となったことを受け、同校関係者と相談のうえ、熱中症予防の冷感ネッククーラーを全校児童に贈ることを決めた。
小学生でも使いやすいようにと、タオルのような大型タイプではなくハチマキに似た小型の商品を選んだ。クーラーの中にはジェル状の保冷物質が入っていて、水にぬらして軽く振ると冷たくなるという。
クーラーの使い方について各教室で説明があり、児童たちは翌日から早速着用。「涼し…すぎますよ」と喜びの声が上がった。
吉野美穂子教頭は「今年は例年と違うことがいろいろありますが、児童の安全が第一です。後援会から贈っていただいた品を大切に活用していきたい」と話した。