宇治市立東宇治中学校(岩場利知校長)の3年3組で16日、台湾にいるクラスメイトの吴守恩(ウ・ショウエン)くんとビデオ会話の場が設けられた。
吴くんは昨年10月に同校へ転入。新型コロナの影響で今年3月から学校が休みとなったことを受け、5月に一時帰国した。学校再開に合わせて帰国予定だったが許可が下りず「せめてオンラインで交流を」と学校側で企画したもの。
この日の音楽室には、ビデオ会議システム「Zoom」を用い、3年3組のクラスメートと吴くんが約3カ月ぶりの再会を果たした。
吴くんからは現地の中学校での活動紹介があり、バスケットボールや釣りをエンジョイする姿を披露した。生徒たちは、カメラに向かって「こっちも元気だぞ~」とエールを送った。
2年の時、スキー旅行で部屋が一緒だったという中井聖彪(きよとら)くんは「久しぶりに会えてうれしかったです」と話した。担任の大槻千恵子教諭は「ネットで即時につながれるのはすごい。みんなで共有できる空間が作れて良かったと思います」と喜んだ。