水菜雑煮で無病息災/久御山・浄安寺
温かな水菜雑煮に舌鼓を打つ参列者たち

久御山町佐山の浄安寺(山路芳範住職)で6日、正月の節会(せちえ)が営まれた。訪れた檀信徒が縁起物の「水菜雑煮」で体を温め、無病息災を願った。
同寺は美しいツバキで名高い「椿寺」としても知られる。節会は毎年1月6日恒例の催し。約30人が参列し、正午から本堂で法要を執り行った後、全員で昼食を囲んだ。
水菜雑煮は同寺で450年受け継がれ、1年間の無事に感謝し、無病息災を願うもの。ミズナと鏡開きの餅をすまし汁に入れた。人々はミズナのシャキシャキとした食感を楽しみつつ、汁に落とした香ばしい焼き餅を口に運び、舌鼓を打った。
この日は、景品が当たる福引きや抹茶の接待もあり、和やかに新春をことほいだ。