久御山中央公園を楽しみ、今後の公園を考える食と遊びの実験「まちのがっこう」が18日、同公園で始まった。大勢の親子連れが、飲食や物販のマルシェ、ワークショップなど多彩なコーナーを巡り、無料開放されたグラウンドでボール遊びなどを楽しんだ。2月にも開催する。
「食」をテーマに住・農・工の交流と憩いの場をつくり、新たな賑わい創出を図る「まちのにわ構想」の実証実験として久御山町が初めて開催した。同構想の拠点施設であり、再整備を検討している中央公園の活用を検証する狙い。
初回は、噴水周辺の通路を中心に飲食・物販10店舗余りが並び、新鮮な野菜やスイーツ、唐揚げなどの販売コーナーに列ができた。寄せ植えのワークショップなど各種コーナーも家族連れで賑わった。
現在故障中の噴水にはウッドデッキが敷かれ、野外ステージに早変わり。開放的なステージで音楽リズム教室も催され、親子がミニコンサートや民族楽器の演奏体験などを楽しんだ。
このほか、普段は予約制のグラウンドが無料開放され、子供たちがサッカーなどボール遊びをしたり、自由に駆け回ったりした。
中央公園をよく利用する同町在住の田井淳美さん(31)は3歳の長女、1歳の長男と来場。「いつもの公園と雰囲気が違い、明るくなった。子供がいるのでこんな催しがあると嬉しい。また来たい」と話した。
実証実験は2月1日(土)、8日(土)、9日(日)にも引き続き開催する。フードストリートは午前10時~午後2時。グラウンド無料開放は正午~午後3時。音楽リズム教室や寄せ植えワークショップのほか、「こんな公園をつくりたい」をテーマにしたワークショップ(8、9日)、凧づくり(1日)・コマづくり(8日)ワークショップ、自転車分解ワークショップ(9日)などを企画する。問い合わせは町都市整備課℡075‐631‐9961へ。