障害者理解から「共生」へ/久御山中で手話など福祉体験
手話体験で自己紹介に挑戦する生徒

久御山中学校(南亮司校長)の1年生152人が、校内で福祉体験学習の授業に参加した。様々な活動や講演を通じて障害者への理解を深め、共生社会の実現へ思いを高めた。
手話体験では、町ろうあ協会代表の服部浩子さんと、町内の手話サークル「さくら」のメンバーらが初歩からアドバイスした。
生徒たちは手話で自己紹介に挑戦。「山」は山型に弧を描き、「本」は両手で本を開く動作といったように、幅広い表現法の説明に興味津々の様子で聞き入り、「手話を覚えるのにどれくらいかかりましたか」など熱心に質問した。橋本崚くんは「予想とは全然違う動きでびっくりし、面白かった。耳の聞こえない人に手話を使って、手話を覚えたい」と話した。
授業ではこのほか、アイマスクを着用して視覚障害者の日常生活での困り事に思いを巡らせたり、車いすスポーツにアメリカンフットボールの要素を取り入れたホイールチェア・フットボールの選手の講演を聞いたりした。