防火チェック「よ~し」/宇治田原の茶工場

B!

日本緑茶発祥の地である宇治田原町も、この週末から製茶シーズン最盛期を迎える。
熱気あふれる茶工場は、長時間稼働態勢に入るが、それに合わせた立ち入り防火検査が8日から始まった。
京田辺市消防宇治田原分署では今年、町内39カ所の茶工場を回ることにしており、この日はまず立川川久保の立川共同製茶工場(下岡久五郎代表・4組合員)を2人が視察。30項目以上におよぶチェックを行った。
▽ボンベの設置場所は40℃以下に抑えられているか▽配管にひび割れがないか▽電気系統がタコ足配線になっていないか▽煙突の掃除ができているか▽燃料タンクの構造に不備が出ていないか…など、代表者立ち合いのもとに点検していった。
同共同茶工場では、これから約20日間、午前4時から午後9時ごろまで製茶機を稼働さすといい、1日に生葉3~4㌧を加工。
署員らは茶葉の状態を見ながらの過酷な作業をねぎらいつつ、「消火器の置いてある場所など、情報を皆さんで共有してください」と注意を促していた。

最新の記事はこちらから