収束願い、指編み「マイますく」/久御山町内のグループ

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端切れを素材にした指編みの創作活動を続ける久御山町内のグループが、町の交流施設「まちの駅クロスピアくみやま」で手作りマスクの展示販売を始めた。丁寧に作り込んだ1点物を紹介し、新型コロナウイルスの早期の収束へ願いを込めた。
コロナ禍でマスクの品薄状態が続く中、子供たちのおもちゃを無料で修理するボランティアグループ「久御山おもちゃ病院」から派生した指編み教室で、メンバー5人ほどが手作りした。
自宅に常備していたり、新たに購入したりした生地を素材にした。肌触りや耐久性の良さが特長の滋賀県高島市特産の綿織物「高島ちぢみ」を取り入れた作品もある。

メンバーの丁寧な手仕事で完成したマスク

耳に掛けるゴムに代わって、太目で心地良い柔らかさの靴下の端切れを使用。国内有数の靴下産地として知られる奈良県広陵町から取り寄せた高品質な素材で、長時間着用しても耳が痛くなりにくい。
クロスピア1階のバス待合室すぐそばのコーナーに、落ち着いた白や青のほか、カラフルな赤やピンク、水玉模様、迷彩柄などファッション性を兼ね備えた〝個性派〟の「マイ、ますく。」を並べた。好きな色や柄を選ぶことができる。
「作ってみたら、楽しかった」「(ものづくりが)好きやから、喜んでくれたらうれしい」とメンバーたち。グループ代表の長岡幸夫さんは「コロナウイルスが早く収束してほしい。マスクが感染防止に役立つよう頑張りたい」と話す。
主な価格は税込み300~500円。シルクを素材にした2000円のマスクも展示している。クロスピアの営業時間内に購入できる。

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