町外からもメッセージ折り鶴/井手町社会福祉協議会
ダンボール箱で寄せられた折り鶴

コロナ禍に見舞われる中でも人や地域のつながりを感じてもらおうと井手町社会福祉協議会(中坊溥会長)が呼び掛けている「メッセージ入り折り鶴」の募集に、町外からもたくさんの鶴が寄せられ、同社協が感謝と喜びの声を伝えている。
募集は、15センチ四方の折り紙で鶴を折り、片方の翼の裏に自分を含めコロナと戦っている全ての人への励ましのメッセージを書いて同社協へ送るもの。「折り鶴プロジェクト」と名付け、町内では学校を通じて小・中学生にも呼び掛けている。

同封された心温まる手紙

事務局によると、本紙の報道などで知った宇治市の人らから、合計4件・約150羽が届いたという。羽には「手洗い、うがいをしましょう」「今日も一日ありがとう」などと書かれている。「皆様もコロナに負けないで頑張って下さい」としたためられた手紙も添えられていた。事務局の上木卓磨さんは、「メッセージを読むと励まされる。皆さん、内に秘めた思いもあったのでは。寄せられる機会を作れて良かった」と感謝の思いを話した。
集まった折り鶴は当初ボードにデザインする予定だったが、山形県酒田市に伝わり無病息災などを願うつるし飾り「傘福」にならうことを職員が発案。野点傘に飾り付け、まず同社協のある玉泉苑に展示する方向という。
折り鶴は引き続き募集している。同社協へ郵送(〒610‐0302・井手町井手東前田23番地)、または井手町老人福祉センター玉泉苑・賀泉苑のポストに直接投函を。締切は22日(金)。問い合わせは、同社協(TEL0774-82-3499)へ。