交通安全意識向上を呼び掛け/京田辺
上村市長が生徒に反射材を手渡して安全意識を高めた

京田辺市が整備を進め今年3月に開通した自転車歩行者専用道路「市道山手東上西野線」で1日朝、交通安全啓発活動が繰り広げられ、上村崇市長と山岡弘高教育長が登校する生徒に安全意識を呼び掛けた。
専用道路は、JR学研都市線に沿って松井ケ丘小学校・幼稚園付近と大住地域を貫く約400㍍。地域要望を踏まえ、市は14年度の調査開始から用地取得を経て18年度に工事着手し、このほど完成。商業施設と住宅街が広がる松井山手方面と、大住中学校や図書館北部分室を含む北部住民センター、大住ふれあいセンター(老人福祉センター宝生苑と大住児童館)のアクセスが向上し、大住中生徒の通学時間が短縮されるなどの効果に期待が寄せられている。
新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言の解除を受け、ようやく学校再開となったこの日、始業式へと向かう生徒が歩を進める中、通学路の安全に対する意識向上を訴えた。
上村市長らは、久しぶりの登校で友達と会話を弾ませる生徒たちに反射材を配布して交通安全をアピールし、勉強や部活動についても意見交換。生徒から「この道ができて便利になった」「学校まで近くなった」と喜ぶ声が相次ぎ、マスク越しながら、元気よく爽やかに挨拶と会話を交わした。