待望の活動 徐々に再開/地元のスポーツ少年団

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新型コロナウイルス感染拡大の影響で活動休止の苦境に面してきた地元のスポーツ少年団に、徐々に再開の動きが見え始めた。8日からは多くの中高の部活動も段階的に動き出す。指導者らは感染防止策に万全を期し、スポーツを通じて子供たちの成長を伸ばす環境づくりに取り組んでいる。
コロナ禍でクラスター(感染者集団)の発生などが懸念され、地元のスポーツ少年団でも長期にわたって活動を休止してきた。
しかし、政府の緊急事態宣言が解除され、学校が再開されるとともに、グラウンドや学校施設の利用も徐々に可能に。各チームの指導者は感染拡大防止に神経をとがらせ、感染リスクをできる限り減らす「新しい生活様式」を踏まえた活動を手探りする。
公式戦や対外試合のメドが立たない中、今後、選手たちのモチベーションの保ち方も課題となりそうだ。
この中、城陽市を拠点に活動する少年サッカーチームのFCソルセウは、今月2日から練習を復活させた。
再開間もないことから、感染防止策と、熱中症の危険が高まる気候を踏まえて練習時間を短縮した。

指導者の話を聞くときも「ソーシャルディスタンス」をキープ

感染防止策で、練習会場への行き帰りのマスク着用を周知。ドリブル練習では、これまで列に並んで待機しコーンの間を縫うようにボール運びをしていたところ、密集しないよう個々に練習する形にした。手洗いやうがいの徹底、休憩時間もソーシャルディスタンス(社会的距離)を確保するなどしている。
チームは約3カ月練習できなかったが、髙山毅代表は「考えて『こうしよう』ということができたのは、良い時間だった」と前向きな点に目を向ける。「サッカーができるという『当たり前』のことが当たり前でないと分かった。(今年度は)残り9カ月だが気持ちの持ち様によって、1年でできることをできるよう、子供たちの可能性に期待したい」と見据える。
5年の山下夢斗くんは「みんなと楽しくサッカーをできることがうれしい。早くコロナが収まってほしい。手洗いやうがい、みんなとの幅をとることをしっかりしたい」と話した。

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