ジャガイモ収穫、あふれる笑顔/京田辺・ふるさと普賢寺体験学習
太陽の光が降り注ぐ中、ジャガイモの収穫を楽しむ親子たち

京田辺市立普賢寺小学校近くにある畑で、同校の学校運営協議会(瀧山茂樹会長)の「ふるさと普賢寺体験学習」が開かれ、100人を超える親子たちがコロコロと実を太らせた小ぶりなジャガイモ掘りにわいわいと歓声を上げた。
様々な行催事で地元に親しんでもらおう―と、同協議会つながり部会(榊孝次部会長)が企画運営。毎年、ジャガイモの栽培と収穫をはじめ、11月に1日かけて校区をめぐる運上(うんじょう)大遠足、2月にある伝統行事の竹送りが3大イベントとなっている。
今年はコロナ禍でジャガイモの植え付け、草引きなどのお世話を地域の人たちが担い、ようやく学校に児童たちの声が戻ってきた初夏に、親子で収穫できることとなった。
晴天のもと、約1000平方㍍の畑では、200㍍ほど続く畝にスタッフが順にスコップを差し入れ、腰を屈めた親子たちが土を掘り下げていった。土の付いた根の先には大小様々な「キタアカリ」の実りがふっくらとした姿を見せ、子供たちが嬉しそうに声を上げた。収穫後も、小さな虫を見つけたり、土をいじって喜びの声を上げた。