目立つ対策、児童「安全に」/城陽・横断歩道、緑色に
カラー化された横断歩道を渡って登校する児童たち(寺田小前で)

城陽市は今年度、通学路の安全対策として市内10小学校付近の横断歩道を1カ所ずつ、緑色にカラー化する取り組みを行った。
昨年9月、同市と城陽署、地域住民で「待っている人がいれば、横断歩道の手前で停止しましょう」と、ハンドプレートでドライバーに呼び掛ける啓発活動を実施。10小学校で順次、行ったところ、児童らが渡ろうとしていると停止する車もあったが、一部はスピードを落とさずに通り抜けるケースもあり、市は安全対策が必要と判断した。
今年度の当初予算に必要経費を盛り込み、入札後、早速、学校が再開された6月上旬から横断歩道の白線の間のアスファルト部分を緑色に塗る取り組みを行った。
横断歩道のカラー化は、これまで深谷校区自治会連合会の要望を受け「市民が主役の道づくり事業」として市道210号線の交差点(コンビニ前)で施したほか、都市計画道路「塚本深谷線」の12カ所でも行っている。
小学校付近の横断歩道のカラー化により、通行する市民からは「よく目立つようになった」との声が上がっており、市管理課は「来年度には、市内5中学校付近の横断歩道でも実施したい」と話している。