井手町子育て支援センターが考案したクリアファイルで作る携帯用マスクケースや、町立3保育園で園児が使用しているマスク置きを、京都府女性の船「ステップあけぼの」井手地区(25人)がメンバーを対象に作成・配布する。新型コロナウイルスの影響で今年度の活動が自粛される中、訪問・手渡ししてコミュニケーションに役立てる。
同グループは例年、所属する綴喜支部・本部の研修の他、町まちづくり協議会の構成団体として同協議会のイベントなどに参加。まちづくりセンター椿坂の当番も担当してきた。しかし役員の杉山徳子さんによると、「今年度は活動が止まっており、メンバーが顔を合わせる機会がない」という。そのような折りに共に役員を担う中村育子さんが、子育て支援センターの携帯用マスクケースを紹介した本紙記事に目を止め、メンバーとのコミュニケーションに役立てようと配布を発案。中村さんが同センターで作り方を教わり、25日、山吹ふれあいセンターに有志が集い作成した。
色とりどりのクリアファイルを切り貼りし花や星をあしらうなど作業が進む中、杉山さんは「今、マスクは必需品。渡す時に近況などを聞きたい」と、久しぶりの交流の機会に期待を膨らませた。
この日はまた、町立3保育園で食事の際に不衛生にならないようにと2歳以上の園児が使っている、クリアファイル製マスク置きも作成。マスクケースの作り方も併せ、メンバーに手渡すという。