個性豊か 3Dの世界/城南菱創高校で体験授業
パソコンを使ってイラストを立体化させる生徒たち

3Dプリンターを使った立体造形に挑戦する授業が27日、宇治市小倉町の府立城南菱創高校(井上弘一校長)で行われた。CAD(コンピューターによる設計)ソフトを使い、3年生5人が個性豊かなマグネットのアクセサリーに挑戦した。
芸術と他教科を横断的に組み合わせた選択科目「アートミックス」の授業。情報化をキーワードに、3Dプリンターの普及で身近になった3次元の世界に触れてもらおうと同科目で取り組み3年目になる。

楠林准教授が紹介する3D作品にも興味津々

生徒たちは事前に、立体化したいデザインを正面と上面、側面から描いておき、その見取り図を基にCADで設計図を作製。嵯峨美術大学芸術学部デザイン学科の楠林拓准教授から「アバウトでよい。割と後からどうにでもなる」などとアドバイスを受け、ノートパソコンでウサギや背番号入りのユニホーム、目玉焼きがのったフライパン、緻密なダイヤモンドなど多種多彩なイラストを立体的に描いていった。
今後、楠林准教授が3Dプリンターで生徒作のデザインを立体化する。授業は来月も行われ、スマートフォンスタンドのデザインも体験する。