今月末に閉館する久御山町中央公民館で、開館から45年間の歴史や思い出を振り返る展示企画が19日から始まった。公民館の紹介コーナーやサークルの作品が会場を彩る。
町広報誌から抜粋した写真で公民館の歩みをたどるコーナーでは、1975(昭和50)年の開館当初、現在のひさし付き通路がなく、周辺が駐車場になっていた様子などが分かる。御牧の巨椋池、佐山の雙栗神社、飛び立つ鳥などが描かれたホール緞帳(どんちょう)の貴重な元絵も並べた。
一方、公民館サークルのコーナーでは、7団体が公民館をテーマにした絵画や絵手紙、写真、真多呂人形などを約40点並べた。活動を続けられたことへの感謝の気持ちや、「四十五年間お疲れ様でした」のメッセージが並ぶ。
26日(土)まで。23日(水)休館。午前9時~午後5時(最終日は午後3時30分)。26日午後1時30分から「ありがとうコンサート」を開催する。
公民館は閉館後、アスベスト除去工事などを経て、町の新機軸となる全世代・全員活躍型「生涯活躍のまち」構想(くみやまCCAC構想)の中心的な機能を持つ「(仮称)全世代・全員活躍のまちづくりセンター」として複合施設に建て替えられる。